|丸本洋酒店|
洋酒のスペシャリスト 観光客にNAGANO WINEの情報を提供

|丸本洋酒店|<br>洋酒のスペシャリスト 観光客にNAGANO WINEの情報を提供

善光寺の表参道である中央通りに面して建つ「丸本洋酒店」。洋酒という響きに、ノスタルジーを感じる方も多いのではないでしょうか?
「店を改装したのが昭和48年。この年を新創業年にしていますが、明治から続く洋酒店という名はそのまま。名に恥じてはと、洋酒の扱いを主力にしてきました」。そう語るのは気さくな人柄の女将、京子さん。

店の名に恥じない洋酒の品ぞろえは圧倒的。個性的なボトルを見ているだけで世界を旅した気分に

NAGANO WINEは創業当初から取り扱いをしていますが、最近の品質の向上には目を見張るものがあるといいます。一方で、良い品質のものは流通量が少なく、皆さんに味わっていただけないのが残念とも。
「ですから、うちで置いていないワインは、お客さまに情報提供をしています。聞かれればレストランなどもご案内しています」。こうしたきめ細やかな対応が人気の理由のひとつです。

京都の町家造りに似た長細い店内。整然と両側にボトルが並び、ワインは入り口付近に置かれている

おすすめのワインをたずねると「どれもおすすめです。ぶどうの栽培農家をはじめ、皆さん一生懸命つくっていらっしゃるので、小売の私たちにすれば、すべてをおすすめしたくなります」と京子さん。農家の顔を思い浮かべながらお客さまにご案内し、「大事に売りたい」のだと言います。

2016年春には、善光寺の御開帳にあわせて店舗の一角を改装。長らくシャッターを閉ざしたままだった倉庫が、念願のワインセラーとなりました。NAGANO WINEも充実。さらにセラー奥に設けた冷蔵室は、圧巻の品ぞろえです。
以前は、ワインについてたずねられれば、京子さんが倉庫からおすすめをお出しする、という販売方式でした。「おかげで、いい時代のワインがずいぶんあります。お好きな方は、奥からなかなか出ていらっしゃいません(笑)」

新たに増設したワインセラー。右奥にさらに冷蔵室を設け、シャンパンやヴィンテージワインなどを置く

ハレの日の特別なワインから、毎日の食卓にのるテーブルワインまで。好みや季節も交えながらワインを選ぶ。「夢を提供したい」という京子さんの思いがのるお酒が、きっと豊かな時間をもたらしてくれます。

専務取締役
中島 京子さん

お酒のことを何も知らないまま酒販店に嫁ぐが、仲間とともにヨーロッパやアメリカのワイナリーを巡たことをはじめに、徐々にお酒の知識を積み重ねていく。現在も時間を見つけては県内ワイナリーを訪問し、情報収集に努めている。「お酒だけでなく、夢も一緒に売りたい」と話す。

住所

長野県長野市問御所町1289

電話番号

026-234-2444

営業時間

9:00~19:00

定休日

日曜日、祝日

アクセス

長野駅から徒歩15分

URL

http://www.maruhon-youshu.com

2013年04月01日掲載