|レストラン ミルポワ|
塩尻産ワインが豊富にそろう
カジュアルなフランス料理店

|レストラン ミルポワ|<br>塩尻産ワインが豊富にそろう<br>カジュアルなフランス料理店

「ミルポワ」とは、フランス語で香味野菜のこと。
言葉の響きどおりにかわいらしいお店は、長野道塩尻北インターからほど近くにあります。
交通のアクセスが良く、広い駐車場のある元コンビニの建物を、フランスの田舎にあるようなこぢんまりとしたレストランをイメージして改装しました。

オーナーシェフの山田和良さんは塩尻市のご出身。塩尻志学館高校でワイン醸造を学んでいた頃、白馬で親戚が経営するホテルのレストランで皿洗いのアルバイトをし、活気ある厨房の雰囲気に魅せられます。
そして料理の道を志し、松本調理師製菓師専門学校へ進学。卒業後は、かつて銀座にあったフランス料理の老舗「マキシム・ド・パリ」に入ります。

皿洗い1年、鍋洗い1年という下積みを重ね、26歳のときに「第27回ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール」の日本予選に出場し、最年少で優勝を果たします。
フランスの本選では惜しくも入賞を逃しますが、本場の味を学べたことが、その後の大きな糧となったと山田さんは言います。

30歳で帰郷し、松本のホテル・ブエナビスタのメインダイニングでシェフを務め、2012年には西洋料理の最高勲章のひとつ「レ・ディシプル・オーギュスト・エスコフィエ」の称号を受賞しました。

ランチは、パスタ・肉・魚の各コース(1300円〜)
夜は肉や魚のコース(3200円〜)が基本。ほか前菜、パスタ、メインのアラカルトも

満を持して独立したのが45歳のこと。
山田さんが目指したのは、誰もが気軽に楽しめるカジュアルなフランス料理店でした。

昼のコースは1300円から、というお得なランチを求め、広い駐車場がいっぱいになります。
夜は二人前から取り分けでいただくシェアコースが3200円から。アラカルトも豊富にそろいます。

合わせたいのは、やはり塩尻産のワイン。
より地元のワインに親しんでもらおうと、ミルポワでは毎月20日の「塩尻ワインの日」に、塩尻産ワインに限って持ち込み料が無料となる「塩尻版BYO」を実施しています。

店のマネージャーであり、サービスを担当する妻の玲子さんは「塩尻観光ワインガイド」として、塩尻ワイナリーフェスタなど地元のイベントで塩尻産ワインの魅力を伝えています。

店は広々とバリアフリー化され、ベビーカーでも車椅子でも安心して訪れることができます。
山田さんの思い描いたとおり、まさに“誰もが気軽に”おいしいフランス料理をいただくことができるお店です。

店では塩尻産のワインがそろう。定期的に「塩尻ワインの会」を開催している
塩尻北インターそばに立地。駐車場が広く、利用しやすい

オーナーシェフ
山田和良さん

叔父の影響で料理の道を志す。20歳で上京、銀座マキシム・ド・パリでフレンチの基礎を修得。第27回ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクールで国内優勝、日本代表としてフランスでの世界大会に出場。30歳で帰郷し、松本市のホテル・ブエナビスタのメインダイニングでシェフを務める。2013年に独立し、故郷である塩尻で自身の店、ミルポワを開店した。

住所

長野県塩尻市広丘吉田552-3

電話番号

0263-88-3918

営業時間

ランチ 11時30分~14時LO
ディナー 17時30分~21時LO

定休日

水曜

アクセス

塩尻北ICから5分

URL

http://restaurant-mirepoix.com/

取材・文/塚田結子  人物写真/安斎高志  内外観および料理写真はミルポワより提供
2017年07月11日掲載