|ブレストンコート ユカワタン|
コンセプトは信州の豊かな自然の源〝水のジビエ〟
軽井沢から〝ニッポンフレンチ〟を発信

|ブレストンコート ユカワタン|<br>コンセプトは信州の豊かな自然の源〝水のジビエ〟 <br>軽井沢から〝ニッポンフレンチ〟を発信

かつて宣教師が訪れ避暑地として発展を遂げてきた軽井沢は、今もなお多くの人々が訪れる憧れの地。ホテルを訪れる人々はもちろん別荘族にも愛されているのがホテルブレストンコートのメインダイニング「ユカワタン」です。“水のジビエ”をコンセプトに、清流で育つ川魚や、肉、野菜なども信州の食材にこだわり、この地に訪れたからこそ味わえるフランス料理を提供しています。フランス料理で定番として使われるトリュフやフォアグラなどの三大珍味や海の魚は一切使わないのも日本、信州の食材にこだわるためです。「食材を限定することは、制約ではなく逆に1つの食材を突き詰めることでより深く知ることができます」と料理長の浜田さん。「以前フランス人のシェフに、日本のフランス料理には興味がないと言われ、衝撃を受けました。それ以来、日本人だからこそできるフランス料理を、日本から世界に発信したいと考えるようになりました」と、料理に対する想いの原点も語ってくれました。信州の食材を最大限に生かし、日本人ならではの感性と確かなフランス料理の技法で生まれた浜田さんの独創的な料理は、まさに日本ならではのフランス料理「ニッポンフレンチ」です。浜田さんの想いやこだわりを実現するためには、食材を提供してくれる生産者との協力も不可欠です。自ら定期的に生産地を訪れることはもちろん、生産者をレストランへ定期的に招いて、実際の料理を召し上がって頂きながら、食材の魅力や課題についてディスカッションする生産者同士の勉強会も開いています。

四季の変化を感じながら、ゆっくりくつろげる空間でいただく食事は、まさに至福のひとときです
その日、入手した食材からインスピレーションを得てつくる浜田シェフの料理は、変幻自在。目指すは軽井沢発「ニッポンフレンチ」です
(取材時10月 佐久鯉のタルタル)
(取材時10月 上田地鶏「真田丸」のフリカッセ)
NAGANO WINEを中心に300銘柄を常備

「ご提供する料理との相性を考えるとやはりNAGANO WINEが主力になってきます」とチーフソムリエの石田さん。料理長の浜田さんは2013年1月にフランス料理のオリンピックと言われる「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」で、日本人として初の銅メダルを獲得。それ以来、以前よりも増して海外から料理を食べに訪れる人も増え、そのほとんどの方が地元長野県産ワインと料理とのマリアージュを楽しみたいとNAGANO WINEをオーダーされるそう。「信州の食とワインの素晴らしさを知ってもらうのが、ユカワタンの大事な使命だと思っています」と石田さん。そうした想いから、気軽にNAGANOWINEの魅力を感じることができるよう、ソムリエが一皿ごとにその料理に合う最適なワインを提供するサービス(ワインデギュスタシオン、4800円、ワイン3杯)も行っています」。

ブレストンコート ユカワタン 料理長
浜田 統之さん(写真右) 石田 陽介さん(写真左 チーフソムリエ)

浜田さんは鳥取県のご出身。2007年ホテルブレストンコートの総料理長に就任。2013年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール フランス大会本選」で銅メダルを受賞。「歴史に残っていく料理、新しい日本の定番となる料理をつくりたい」と、高い志で取り組んでいます。チーフソムリエの石田さんは、料理に合わせた幅広いマリアージュを提案したいと勉強の毎日だそうです。

住所

長野県北佐久郡軽井沢町長倉2144

電話番号

0267-46-6200

営業時間

ディナー 
17:30~20:30(LO)

定休日

なし

アクセス

軽井沢駅から無料シャトルバスで15分

URL

https://yukawatan.blestoncourt.com/

2013年12月13日掲載