まし野ワイン「ピオニエ蒸留・醸造所」竣工

まし野ワイン「ピオニエ蒸留・醸造所」竣工

2018年7月20日、松川町にある「まし野ワイン」で新たな蒸留・醸造所が竣工となり、お披露目会が催されました。

新たに建てられた蒸留・醸造所では、りんごの蒸留酒「アップル・ブランデー」と、トラディッショナル製法による「シードル」が製造されることになります。
その名前は「ピオニエ 蒸留・醸造所」。

ピオニエとは、フランス語で開拓者や先駆者を意味します。
松川町は今でこそ河岸段丘にりんごを中心とした果樹畑が広がる果物の名産地ですが、その歴史はまだ新しく、始まりは戦後すぐのこと。
現在の宮澤社長の先代の世代が集団で入り、一面の雑木林を開拓し、まずは梨を、そして次第にりんご栽培にも広げ、現在の風景をつくりだしたのでした。

「そのときがあって今がある」

この地を拓いてくれた親世代への感謝を込めて名付けたと、たくさんの仲間、株主、支えてくれる周囲の人たちへの感謝の言葉とともに宮澤社長は竣工式の挨拶で話してくださいました。

建物は杉材をふんだんに使った建物は、飯田市の建築家、新井優さんによるものです。
「南信州のシードルやアップル・ブランデーの文化の発信地として、魅力的な建物にしたかった」と新井さん。
自然素材は光や水を一身に浴びて、年々深みを増していくことなります。

竣工式のあとはまし野ワインのシードルや発泡りんごジュースなどでお祝いのパーティー。
おいしいお酒、おいしい料理、そしてチェンバロや歌の披露のほか、サプライズでチェンバロと宮澤社長のアルトリコーダーのセッションも。

地域のつながりを大切にするまし野ワインらしい、和やかで温かな時間となりました。

アップル・ブランデーは熟成を経て早くて3年後のリリース。
その登場が楽しみです。

竣工を迎えた蒸留・醸造所
これ以上良いものはないと自負するオリジナルの蒸留器
最新の設備について説明する醸造家の竹村さん
チェンバロと宮澤社長のアルトリコーダーのセッション
チェンバロの伴奏で