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ワイナリーへの道 ~アルカンヴィーニュからはじまる物語~

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Vol.4 フランスで学び勤めた講師に聴く

ぶどう栽培は化学式?

この日から、外部の講師を招いての授業が始まりました。まずはフランス国家認定ワイン醸造士、若生ゆき絵先生の授業です。

若生ゆき絵先生は23歳に渡仏し、フランスボルドー第2大学ワイン醸造学部に入学。卒業後、偉大なワイナリーとして名高いシャトーペトリュスで研修したのち、エタブリスモン・テュヌヴァン社へ。サン・テミリオン地域の最高峰のひとつ、シャトー・ド・ヴァランドローやマロジャリアなどでワイン造りに携わっていた方です。

帰国後はシャトーメルシャンを経て現在は京橋ワインリカーショップに勤務しながら、ワイン関連のライターとしてもご活躍し、本も多数出版されています。

僕の隣の席の人は本を持ってきてサインをしてもらっていました!

 

その若生先生の授業では、「ブドウの生理と形態 1」「年間を通しての畑作業/ブドウ樹の一生」について学びました。

自分はシニアソムリエなので「ある程度は分かるのではないか」なんて思っていましたが、まったくの別次元ですね。いやはや、ぶどう栽培は化学と植物生理学ですよ、光合成ですよ。

例えば、“6CO2 + 12H2O → 6O2 + C6H12O6 + 6H2O“ これ、光合成の反応式なのです。つまり「6」の二酸化炭素と「12」の水(そして光合成なので、ここに光エネルギーが加わります)によって、「6」の酸素と余った「6」の水、そしてブドウ糖(グルコース)であるC6H1206を放出するのです。それがぶどうの栄養となります。光合成とひと口に言ってもそれはなんとなく起きているのではなく、化学という論理的な裏づけのもと生じていることなのですね。
それにしても…、あぁ、 学生時代にもっと勉強しておくべきだった!早くも劣等生の予感です。 授業についていくことがやっとでした。 でも知らないことを知るのは楽しいですね。

今後も外部から各界のエキスパートが講師として来て下さる予定とのこと。授業がどんどん具体的になってきて楽しみです。

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著者成澤篤人

シニアソムリエ
1976年長野県坂城町出身。イタリアンレストラン「オステリア・ガット」ほか長野市内で3店舗を経営。NAGANO WINEを普及するための団体「NAGANO WINE応援団運営委員会」代表。故郷・坂城町にワイナリーをつくるため、2015年春からアルカンヴィーニュ内に設置された日本初の民間ワインアカデミー「千曲川ワインアカデミー」で第1期生として学びます。

日本ワイン農業研究所
アルカンヴィーニュ (ARC-EN-VIGNE)

「ARC」は「アーチ(弧)」を意味し、人と人をワインで繋ぐという寓意を込めています。フランス語で虹のことを「アルカンシエルARC-EN-CIEL」(空にかかるアーチ)といいますが、その「空CIEL」を「ブドウVIGNE」に代えて、名づけられました。ブドウ栽培とワイン醸造に関する情報を集積する、地域のワイン農業を支えるワイナリーとして、また、気軽に試飲や見学ができ、ワインとワインづくりについて楽しく学び、語り合うことができる拠点です。

http://jw-arc.co.jp