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こだわりのお店紹介

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東御市Vol.46 dining 楽(ダイニング ラク)

明治39年に建てられた蚕室を改装したレストラン
その土地のいいものを紹介する窓口に

江戸時代の宿場の建物と、明治以降の蚕室造りの建物が調和した古い町並みが残る東御市海野宿。
入り口の白鳥神社から奥へ10分ほど歩いた場所に旅館「海野宿ふるさと館」、レストラン「dining楽」、カフェ「喫茶いっぷく」で構成される滞在型交流施設「うんのわ」があります。
海野宿には、江戸時代や明治時代に建てられた家に今も住み続け、生活している人がいる、生活環境が守られた宿場町。そのため「地元の人に愛されることが大切」と語るのは、1984年、青森県出身の関仁彦(せき まさひこ)さん。長和町にある姉妹館「美ヶ原高原 星空へ続く宿 ふる里館」の社長、小澤源司さんから「うんのわ」を任されている、若き支配人です。

「dining 楽」のランチは地元の方に喜ばれるメニューを考えた結果、蕎麦とあんみつを提供する店にしました。
ディナーは1日4組限定の完全予約制。1階と2階に2組ずつ席を用意し、静かな、ゆったりとした空間で食事を楽しめるので、旅館の宿泊客はもちろんのこと記念日を祝うご夫婦やカップルにも、とても人気です。東御のワインをいろいろと試飲し、とくにシャルドネがおいしいと思った関さんは、信州サーモンの前菜やハーブ鶏の蒸し物など、シャルドネに合う料理を考案、提供しています。なかでもこだわりの自家製豆腐は自慢の一品です。

現在は、東御市のヴェラデスト・リュードヴァン・はすみふぁーむのワインに加えて、塩尻市の井筒ワインと小諸市のマンズワイン小諸ワイナリーのワインも取り揃えています。

併設の海野宿ふるさと館に宿泊したお客様が、夕食などでワインを楽しみ、「おいしかったから」と、次の日ワイナリーへ足を運んだり、近くの酒屋で購入することもよくあるのだとか。
「この間も、酒屋のおじさんが『朝10時に店を開けたら旅館のお客さんが来て、ワイン3本と日本酒2本買ってくれたから今日はもう店じまいでいいや(笑)ありがとう』と伝えに来てくれたんですよ」と、関さん。
飲食店や旅館は観光事業の窓口になって、その土地のいいものを伝えることが大切な役割のひとつだと語ります。

「東御市にはワイナリーやチーズ工房があり、歴史的な町並みもある、とてもハイカラな要素を持っている土地です。時間がかかるかもしれませんが、農業をする人や、ものづくりをする人たちのサポート役を通じて、まちの価値を高めていきたいです」

 

(取材・文/坂田 雅美  写真/平松マキ)

 

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夕食

「楽のスタンダードコース」7,800円。シャルドネに合う料理を提供している。

中庭

明治時代の蚕室造りの建物を改装した、レストラン「dining楽」(正面の奥)とお医者さんの邸宅を改装した旅館、「海野宿ふる里館」(左)。夜はライトアップされ、昼間とは違う幻想的な雰囲気。

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「喫茶いっぷく」はテイクアウトメニューが充実。ワインソフトも販売。使用されているワインは井筒ワインのコンコード。

支配人
関 仁彦 さん

1984年、青森県出身。防衛大学校を卒業後、旅に出る。その後、長和町の旅館「山本小屋ふる里館」にて住み込みで働く。社長の小澤さんに認められ、二人三脚で宿を盛り上げていくうちに、楽天トラベルの口コミサイトにて人気ホテル・旅館ランキングの甲信越エリア総合第1位に何度も輝くようになる。東御市と文化庁の合同事業によって、海野宿に滞在型交流施設づくりの話が持ち上がると、山本小屋ふるさと館が運営に名乗りを上げ、落札。2014年7月、「うんのわ」がオープンし、支配人に就任。
施設利用客に書いてもらったアンケートを200枚集め、一つひとつ、できるところから改善し、さらに良い施設にしようと邁進中。

住所:
〒389-0518 長野県東御市本海野1013
電話番号:
0268-75-5331
営業時間:
ティータイム 10〜16時
ランチ  11時30分〜14時
ディナー 18〜21時(3日前までに要予約)
定休日:
不定休 要問い合わせ
アクセス:
上田駅より車で15分
URL:
http://www.dining-raku.com/
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