こだわりのお店紹介

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茅野市Vol.32 和食 から木

陰影礼賛の心和む空間で
「ここにしかない味」を

茅野駅からほど近い場所に、こんなところにと驚くような重厚な日本家屋があり、「和食から木」の札が掛かっています。引き戸を引いて中に入ると、暗がりのなかに巧みに灯が配されて別世界のよう。坪庭やカウンター正面の植栽の緑が、艶めいて目に飛び込んできます。

店主の唐木正文さんが自ら探し歩き、生産者から直接届く長野県産の無農薬有機野菜。北海道・青森・徳島・京都・島根・長崎など、日本各地から毎日直送される旬の魚介。飛び切りの食材が、唐木さんの手で「ここにしかない味」に仕上がります。

たとえば、初夏が旬の鮎料理。炭火焼には、頭から3、4口で食べられるサイズの鮎だけを使います。しかも1匹を飽きずにいただけるように、頭側にはしっかりと焦げ目をつけて、食感と味わいに変化をつけています。塩の振り方も均一ではなく、頭側は強めに、尻尾側は弱め。こうしたきめ細やかな配慮が、蟹、すっぽん、ノドグロ、アコウなど季節ごとの海の食材、山菜やきのこなど地元ならではの山の食材に発揮されています。

NAGANO WINEは開業当初の2008年から置いています。リュードヴァン、ファンキーシャトー、小布施ワイナリー、ヴォータノワイン、楠わいなりー、はすみふぁーむなどをラインアップ。生産量が少なく手に入りにくいワインが入荷することもしばしばですが、「希少性をありがたがるのではなく、本当のワイン好きの方に楽しんでいただきたい」。

「うちは、料理は月替わりのコースで決まっていますから、お酒やワインはお好きなものを選んでいただきたい」という唐木さん。ワインはブルゴーニュやボルドー、カリフォルニア、国産では北海道、新潟、山梨、島根、大分、宮崎などを揃えています。個人的な好みを聞けば、「白ワインは意外と和食に合わない」と言い、軽いピノ・ノワールやスパークリングワインを押しています。

会席料理は8,500円~16,000円(税込)の4種のコースです。季節の特別料理は松茸、トラフグなど各種。満席になることも多いので、早めの予約を。

(取材・文/平尾朋子)

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稚鮎の塩焼(上)、すっぽん鍋(下)いずれも料理人の手技が光る

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2008年のオープン当初から、NAGANO WINEを置く。国内外問わず、唐木さんが選んだワインのなかにNAGANO WINEがあった

唐木 正文(からき まさふみ)さん

1973年下諏訪町出身。料理が好きで早くから料理人をめざし、東京・目白の料亭で修業を積む。 2008年10月1日、和食 から木を開業。八ヶ岳山麓という立地もあって、県外からのリピーターも多い。

住所:
長野県茅野市仲町5-4
電話番号:
0266-75-0272
営業時間:
17時~22時(L.O.20時)
定休日:
日曜、祝日
アクセス:
JR茅野駅東口より徒歩2分
URL:
http://washoku-karaki.com/
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